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GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 正規版+外伝.txt 以下の部分が抜けてた。すまん、肝心な部分なのに。  自衛隊は、彼の地にて、斯くのごとく戦った。と。  酔っ払った栗林を官舎へと放り込みんだ伊丹は、銀座の駐屯地中央にある、巨大なドームへと足を運んだ。  既に日付も代わろうとする深夜だ。  その空間は暗く、誰もいない。  かつて、このドームの中には門があった。今でも、門が開かれた時のために、以前のままとされている。  伊丹は独り、門のあった場所に、憔悴した表情であぐらをかいて座り込む。 「いったい、いつまで待てばいい」  くそっ  伊丹は、拳でコンクリート製の床を叩いた。 「わぁぁぁぁぁぁぁっ!」  感情のままに発せられた伊丹の声は、広々としたドームの中で反響して響いた。  頭を抱え、天を仰ぐ。  ダイヤの原石は火にくべられてしまった。それによって、片割れたる半身と致命的な違いが生じてしまったのかも知れない。  だから、レレイはこの世界が見付けられないのかも知れない。  くそっ!  「わぁぁぁぁぁぁぁっ!」  伊丹は、カチカチカチとカッターを取り出しと、自分の左腕に突き立てた。  何度も。  何度も。 「わぁぁぁぁぁぁっ!」  コンクリートに血が流れ、紅い染みをどんどん拡げていった。  さらに腕にカッターを突き立てようとしたその時、伊丹の身体に体当たりするように誰かがぶつかった。一人じゃない、二人、三人と次々と伊丹にぶつかって来た。 「なっ!」  伊丹は自分を床に押し倒したものに殴られた。 「やっと、見付けたっ!」 「おとうさんっ!」  見れば、ロゥリィ、そして伊丹の血で銀の髪を紅く染めたレレイ、そして同様に伊丹の血で頬を汚すテュカだった。  三人とも汚れるのも構わずに伊丹に抱きつき、頬ずりしている。  ロゥリィは伊丹の襟首を締め上げながら「やっと見付けたわぁ」と、伊丹と繋がっている証たる左腕の傷を示した。その傷は、「ハヤクコイ、ココニイルゾ!」という字の形をとっていた。  その背後には門が開いている。ヤオが涙を流しながら佇んでいた。 『All truth END』
09/12 10:57 naruto